2016年2月27日土曜日

カナダ・オンタリオ州政府が低所得世帯の高等教育の学費を無料に!日本の学生も声を上げればきっと変えられるはず!

今日はニュースの紹介。
カナダ・オンタリオ州政府が年間所得50,000$以下の世帯を対象に、高等教育の学費を無料にすると発表しました。さらに、中産階級出身の学生にも奨学金の拡充が検討され、かつ多くの人にとって複雑な奨学金のシステムをわかりやすいシンプルなものにすることも目指されているようです。

http://goo.gl/mWkPDT
http://goo.gl/58hjPZ

高等教育の学費は過去20年で3倍にも膨れ上がっており、多くの学生を苦しめてきました。今回の決定はそういった流れを大きく変える可能性を持つものです。

記事の中では、「今回の決定は、政府が学生達が鳴らす警鐘を聞き続けてきた結果だ」と述べられています。そうです!この決定は天から降ってきたものではありません。オンタリオ州の大学生達、その家族達が声を大にして叫び続けてきた結果なのです。

YouTubeにも動画があったのでちょっと紹介。



日本だと学費を下げろと学生が声を上げることを想像するのはちょっと難しい気もしますが、世界の学生は声を上げ続けています。

それにしても、今回の低所得世帯の学費無償化の決定はきっと他の州にも影響を与えるのだろうなぁと思います。そもそも大学生の学費値上げ等への抵抗で有名なのは実はケベック州なんですよね。ケベックの学生達の闘いの歴史を学生自ら説明してくれている動画があったのでそちらも紹介します。テンポが良くて面白いですよ。


州政府は毎回意見曲げねえって態度示すのに結局学生の声聞いてますね。ツンデレか。
いや、そうじゃなくて、学生達がそれだけ強い姿勢で声を上げ続けているのが大事なのでしょう。

高騰する学費で破産?大学授業料が払えない 奨学金なしに大学に行けない世帯が半数以上


↑一方で、日本はこういう状況なのですね。

さて、高等教育の学費を下げることは不可能なのでしょうか?国はそんな余裕はないと言うでしょうが、アメリカに媚びるのにいくら使っとるんやという話なわけで、出そうと思えば出せるはずです。ただ、どんどん少子化が進み大学生や子育て世帯の意見なんて気にする必要がなくなっているというのが大きいのでしょう。もしここで黙っていたらきっとより一層風向きは悪くなっていくのではないでしょうか?今回のオンタリオ州のニュースは声を上げ、訴え続けることの重要さを伝えてくれているように感じました。

今日はここまで。















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