2016年1月17日日曜日

オンタリオ教育研究所留学:近況報告

前回の更新が秋学期の最初だった気がするのは気のせいだよね。
トロントからこんにちは。入澤です。

夏にはトロント大学オンタリオ教育研究所を卒業するので本当にそろそろ真面目に更新していこうと心を改めました(4ヶ月ぶり2度目)。正直、前学期は毎週のリーディングと課題の量が半端無く多くて最初の方は毎週なんとかこなすので精一杯でした。落ち着いてきたな、と思っていたら中粒の課題ラッシュ。最後にたたみかける最終課題。そしてだらけきる正月休み。でも、安心して下さい。書いてますよ。

今学期は毎週土曜日はちょっと勉強のペースを緩めると決めたので、最低でも週一回は更新します。勉強している内容、留学についてなど色々発信していく所存。でも、本当にどんな読者を想定して、どんな文体で、どんな内容を書くかを考えるってなかなか難しいですね。個人的には更新される度にちゃんと読むブログとかはなくて、時々確認するみたいなのがいっぱいある感じです。そもそもこれだけ情報がネット上に溢れかえる時代においては「(○○さんの)読者」って概念自体が失効してる気もします。一つの味に固執するのは賢くないのかな?夜はコース料理で一定のメニュー、味を提供しつつ、昼はビュッフェ形式で色々提供するレストランみたいなブログを目指したらいいのかな?まあ、色々実験します。

さて、近況報告おば。
エルニーニョ現象はばっちりカナダの気候にも影響を与え、1月とは思えない暖かさです。異常気象の増加など大変なことは山ほどあるのであんまり叫んじゃいけないのですが、一回ぐらいいいでしょう。Yeah!! Good Job!! エルニーニョ!だいたい例年一月は氷点下2ケタとか行くのですが、昨日なんて4度ぐらいまで上がって雪がかなり溶けました。ざまあねえぜ!!道の雪が溶ける度に雪の下から犬のうんこがいっぱい出現しますが気にしません。春の訪れを告げる蕗の薹にさえ思えます。なにはともあれ、今年の冬は去年に比べて楽に越せそうです。

今学期は授業を2つ履修し、1つ聴講します。
1つ目はCritical Pedagogy, Language and Cultural Diversity。秋学期に引き続いてクリティカルペダゴジー(日本語で批判的ペダゴジーや批判的教授法とか書こうか迷っちゃいますが、今のところクリティカルペダゴジーと表記します)についての授業をとります。今学期のコースはCurriculum, Teaching and Learningの言語教育を扱う学科で開講されるので言語的マイノリティなどのテーマについても扱うみたい。ただ、シラバス見る限り先学期に比べてずっとクリティカルペダゴジーど真ん中なので楽しみです。

ただ、1つ問題なのがオンラインで行われるコースだということです。どうやらオンラインで配信される映像があるわけではなく(!)、リーディングをこなして掲示板上でディスカッションするという形態らしい。教授は色々と仕掛けをつくっているようですが、本当に深い学びがそれで実現できるのかちょっと疑問です。まぁ言っててもしゃあないので1回やってみようと思います。

2つ目はFoucault, Discourse and The Health Professionという授業。フーコーの著作、フーコーの理論についての論文、フーコーの理論を使用した論文を読んでいくコースです。特に「フーコーを使う」というところをちゃんと勉強したいと思い履修することにしました。ただ、これも問題が一つあって、コースタイトルからも分かりますが中心的なテーマは教育じゃなくて医療なんです。オンタリオ教育研究所で開講されているコースですが、教える教授は医学部にも所属する先生です(そしてトロント大学附属病院の副院長らしい。)そして、初回授業に出席しましたがクラスメイトはほぼ全員医学部の修士か博士の人たち。彼らのほとんどが現役の医者です。グループディスカッションで同じになった3人が全員外科医でなんだか新鮮でした。

3つ目は聴講するコースです。Theoretical Framework in Culture and Communicationというコースで、前学期のCritical and Feminist Pedagogiesの先生が教えるコースです。コース名からはちょっとわかりにくいですが、内容は教育×カルチャルスタディーズみたいなもの。クリティカルペダゴジーを深く学びたかったらちゃんと押さえないといけないなぁと思い、聴講することにしました。

さっそく大量のリーディングに埋もれております。ただ、勉強したいことが勉強できるって本当に幸せ。ちゃんと世の中に還元出来るように精進します。

ではでは。


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